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PCパーツの中でも重要な役割を果たす「熱伝導グリス」。今回は、プロオーバークロッカー清水貴裕氏とのコラボレーションで開発された親和産業の「シミオシ OC Master 1g SMZ-01R-01」をレビューします。この製品は、熱伝導率13.2W/m・Kという驚異的な性能と長期間の使用に耐える耐久性を兼ね備えたグリスです。
製品概要
親和産業の「シミオシ OC Master SMZ-01R-01」は、以下の特徴を持つハイエンド熱伝導グリスです。

- 熱伝導率: 13.2W/m・K
- 粘度: 90~100pas
- 耐熱温度: -50℃~250℃
- 非導電性: ショートの心配がなく安全
- 容量: 約1g(小容量ながら十分な使用量)
- 塗りやすさ: 特殊配合により伸びやすく、初期馴染みが抜群。
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実際の使用感と性能評価
Core i5 10400と純正クーラーでの使用(2021年~2025年)
筆者はこのグリスを2021年からCore i5 10400と純正クーラーで使用し、4年間一度も塗り替えませんでした。それにもかかわらず、2025年2月時点でCPU温度はアイドル時65℃、負荷時でも70℃程度に収まっていました。この結果から、このグリスは劣化してもなお高い冷却性能を維持することが確認できます。耐久性と熱伝導率の高さは非常に優秀です。
Ryzen 9 5900Xと虎徹マーク3での使用(2025年3月~)
現在はRyzen 9 5900Xと虎徹マーク3の組み合わせで利用しています。アイドル時55℃、ブラウジング時60℃前後、ゲーム中でも70℃程度と安定した温度を保っています。これほど高性能なCPUでもしっかり冷却できる点から、このグリスはハイエンド環境にも適していると言えます。
メリット
- 長期間使用可能: 劣化が少なく、塗り直しの頻度を大幅に減らせる。
- 高い熱伝導率: CPUやGPUのパフォーマンスを最大限引き出せる。
- 塗りやすさ: 初心者でも簡単に均一に塗布可能。
- 非導電性: 安全性が高く、ショートのリスクがない.
デメリット
- 容量が約1gと少量なので、大型ヒートスプレッダへの複数回使用には注意が必要です。ただし、この容量でもRyzen Threadripperに2回塗布可能とのこと。
まとめ
親和産業「シミオシ OC Master SMZ-01R-01」は、高い熱伝導率と耐久性を兼ね備えた熱伝導グリスです。長期間使用しても性能が落ちにくいため、コストパフォーマンスも非常に良好。特に常用環境でオーバークロックや高負荷作業を行うユーザーには最適な選択肢でしょう。
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